求人募集の探し方

法律事務所の求人を多く見つけることができれば、採用に大きく近づけます。

法律事務所の求人が出ている媒体・良い法律事務所を見つけるコツは?

法律事務所に就職するためには、なるべく多くの求人に目を通すことが必要です。
そこでこの項では、有効な求人媒体と良い法律事務所を見つけるコツを解説します。

有効な求人媒体

主には、以下の情報源に求人が載っています。

ハローワーク(職業安定所)

ハローワークの求人は、意外と穴場でおすすめです。
他の求人媒体と比べると、応募倍率が最も低い場合が多いからです。

ハローワークの求人に応募するには、実際にハローワークに出向いて、窓口の方に求人を持っていくという手続きをする必要がありますよね。

この点が他の求人媒体と比べると面倒なので、応募倍率が低めなのかと思います。

ただ、条件面は低い求人が多いようにも思います。

【採用裏話】
ハローワークに求人を出すと、事務職員(特に採用担当)の仕事は頻繁に止められてしまいます。
応募者さんが1人出てくるたびに、ハローワークの担当者さんから電話がかかってくるからです。
私の場合、ハローワークに求人を出してから3日くらいは、1日30本ペースで電話を取っていました。
その間、採用以外の仕事はなかなか進まない状態になってしまいました。

求人雑誌

以前と比べると、求人雑誌はかなり減りましたね。
それでも、フリーペーパー系の求人雑誌はあります。

アルバイトや派遣でも大丈夫なら、フリーペーパー系の求人雑誌に、法律事務所の求人が載っていることがあります。

【採用裏話】
私は学校法人勤務時代も採用担当をしていたのですが、そのときに、タウンワークに求人を出したことがあります。
そこでは、ハローワークよりは良い人材が集まる傾向にありました。
ただし、応募倍率はハローワークより高めでした。

新聞の求人欄

朝日新聞の日曜日版に、法律事務所の求人が結構載っています。
これも第2の穴場と思います。

新聞折込求人

日曜日の新聞に折り込まれているチラシの中に、求人情報が載っているものが結構ありますね。
基本的にはアルバイトの募集が多いと思いますが、こういったものも抜け目無くチェックすることが大切です。

法律事務所のウェブサイト

法律事務所個々のウェブサイトに、その事務所の求人が掲載されていることが結構あります。
それを探し出すためには、検索ワードで、たとえば「法律事務所 東京」「弁護士法人 東京」という形で、希望の地名を含めて検索して、あがってきたサイトを片っ端から見ていく方法が良いと思います。

もしそれだと効率が悪いようなら、「法律事務所 東京 求人」「法律事務所 東京 採用」「法律事務所 東京 募集」「法律事務所 東京 事務職」というようなワードで検索してみてもいいと思います。

ただ、「求人 採用 募集」というワードを入れた検索方法だと、新しい求人が見つからない可能性があります。
なぜなら、新しい情報がまだGoogleにインデックスされていない可能性があるからです。
その状態だと、「求人 採用 募集」というワードが検索にかかりません。
また、すでに募集が終わっているような古い求人があがってくることも多いと思います。

なので、「法律事務所 東京」というくらいで、それ以上に細かいワードは入れないで検索したほうが、手間ではありますが有効な求人が見つかると思います。

【採用裏話】
たまに、求人が出ていないのに法律事務所に電話される方がいらっしゃいます。
その積極的な姿勢は、私個人としては好きですが、これはやめたほうがいいです。
採用の可能性がありません。
以前、ハローワークの担当者さんが、「求人が出ていないところでも応募するのが本当の就職活動だ」とおっしゃっていましたが、法律事務所側からすると、できればやめてほしいというのが本音です。

求人サイト

求人サイトは便利ですね。
すぐに探せて、パソコン上で入力して応募完了です。
一度登録しておけば、ボタン1つで応募できたりします。

でもそれは、ほかの方も同じです。
ほかの方も、やっぱり応募が楽なのです。

そのため、応募倍率が異常に高いです。
500倍なんていうのも珍しくありません。

求人サイトを利用することは大切ですが、応募倍率が異常に高いことは覚悟しておいてください。
その上で、法律事務所の求人を見つけたら、迷うことなく、たくさんの求人に応募してください。

以下、代表的な求人サイトをあげてみます。
正社員採用か紹介予定派遣が中心の求人サイトに限定してご紹介しています。

リンク先で、「法律事務所」「弁護士法人」などのワードで検索してみてください。

良い法律事務所を見つけるコツ

良い法律事務所を見つけるコツは簡単です。
よりたくさんの法律事務所に応募することです。
条件面や応募資格でどうしてもダメな部分があるなら別ですが、迷う状態だったら絶対応募してください。
良い法律事務所か悪い法律事務所かは、実際に行ってみないとわからない面があります。

私が法律事務所への就職活動をしていたときも、あまり気が進まない求人でも、行ってみたらとても気に入って、ぜひ入りたいと思えた法律事務所がありました。
なので、実際に行ってみて、事務所内外の様子を見て、弁護士さんや事務職員さんと接しみることが大切です。
ぜひ積極的に応募して、お気に入りの法律事務所を見つけましょう。

応募する法律事務所が見つかったら、次は応募書類を作ります。

応募書類作成のコツ

自己紹介

元法律事務所職員(採用担当)で、某スクールの法律事務所職員養成講座の講師をしていました。現在は、行政書士事務所を開業して、自分で事務所を運営しています。
うさぎ年生まれなので、うさぎのイラストを使っています。
詳しい自己紹介

法律事務所の採用情報が期待できる求人サイト

一般派遣やアルバイトよりも、正社員採用紹介予定派遣が中心の求人サイトに限定して、ご紹介しています。

リンク先で「法律事務所」「弁護士法人」などのワードで検索してみてください。

法律事務所のお仕事を学ぶための講座や本

法律事務所で役立つ知識を身につけておくことができれば、応募の際にその努力が評価されることもあります。

法律事務所に採用されるための対策本

履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策を勉強しておくと、法律事務所への採用に近づけます。